3. 今ある資産「守る×活かす」がポイント
今回は、公的な調査結果をもとに、70歳代の資産実態と、老後資金を長持ちさせる方法について解説しました。
まとめると、
- 70歳代の貯蓄額は平均と中央値で大きな差がある。
- 資産寿命シミュレーションを活用し、現状のお金の流れを把握する。
- 預金の一部を運用することで、資産寿命を大きく延ばせる可能性がある。
これらのポイントを参考に、今ある資産について「守る」と「活かす」のバランスを整えることで、この先の人生を自分らしく、前向きに楽しむための準備ができるはずです。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社。生命保険・損害保険の営業を経て、社内教育部署にて教材制作や研修の企画・運営に携わる。退職後は独立系ファイナンシャルプランナーとして、個別商品の勧誘はせず公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計に対応。マネースクール講師としても活動し、社会保障制度、リタイアメントマネジメント、家計管理、資産運用などお金に関する幅広い分野に強みを持つ。現在も「お金の先生」であるJ-FLEC(金融教育推進機構)認定アドバイザーとして、学校や企業に出張授業で金融教育の普及に取り組んでいる。
2025年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチに入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMOマネー編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、保険などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。(2025年5月30日更新)