3. 老後の家計を安定させるための5つのアイディア
ここからは、老後の家計を安定させるための5つのアイディアをご紹介します。
3.1 退職金や貯蓄の計画的な取り崩し
退職金や貯蓄は、老後の生活を支える重要な資金です。
以下は、70歳代・二人以上世帯の貯蓄額です。
平均は1923万円と十分な額があるように見えますが、一方中央値は800万円と平均の半分以下となっています。
これは、多額の貯蓄をもつ世帯が平均値を押し上げている一方、多くの世帯は中央値あたりの貯蓄にとどまっていることを示しています。
これらを無計画に取り崩すと、早期に資金が尽きてしまうリスクがあります。
そこで、生活費や特別な支出(住宅のリフォーム、旅行など)を考慮し、毎月一定額を計画的に取り崩す方法が効果的です。
これにより、残りの資金を把握しやすくなり、安心して生活を送ることができます。