日本を代表するマーケター森岡毅氏率いる株式会社刀は、2025年12月25日、東京・お台場で展開していた世界初の没入型テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」の営業を2026年2月28日で終了すると発表しました。SNSでは2年足らずというあまりに早すぎる幕引きに衝撃が広がっています。
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出所:株式会社刀
1. 【イマーシブ・フォート東京】ヴィーナスフォート跡地に24年3月オープン
イマーシブ・フォート東京は、お台場を象徴する商業施設「ヴィーナスフォート」跡地に、24年3月にオープン。マーケティングの神様といわれる森岡毅氏による「完全没入型エンタテイメント」という新しい試みが注目を集めました。
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観客が物語の当事者として世界観に入り込むことができる特別な体験は連日ニュースで取り上げられ、「シャーロック・ホームズ」や「江戸花魁奇譚」などのコンテンツのほか、『東京リベンジャーズ』や『推しの子』などのコラボ企画も話題になりました。
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出所:株式会社刀
2. 【イマーシブ・フォート東京】25年3月に高付加価値モデルにシフト
当初、イマーシブ・フォート東京のチケットは、複数のアトラクションを楽しめる「1dayイマーシブ・パス」を販売していました。価格帯は以下の通りです。
1day イマーシブ・パス・カジュアル
- 価格:大人 6800円、子ども 3000円
- 対象範囲:指定アトラクション
1day イマーシブ・パス・スタンダード
- 価格:大人 6800円、子ども 3000円
- 対象範囲:指定アトラクション+「ザ・シャーロック」または「東京リベンジャーズ イマーシブ・エスケープ」
1day イマーシブ・パス・プレミアム
- 価格:大人 1万4800円
- 対象範囲:指定アトラクション+「江戸花魁奇譚」
ただ、2年目を迎えるにあたり、大人数向けの体験より少人数向けのより濃密な体験の方が需要が高いという傾向が見えてきたことから、25年3月に作品ごとの個別チケット制に移行。2万円を超えるプレミアムな作品も用意するなど、よりディープな没入体験に舵を切りました。
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出所:株式会社刀
3. 【イマーシブ・フォート東京】業態変更で施設規模とのミスマッチが発生
ただ、このビジネスモデルの転換が早期の営業終了につながりました。同社が12月24日に発表したリリースで森岡CEOは以下のようなコメントを出しています。
「当初の事業計画では大人数を対象に広い施設面積を要する「ライトな体験」が大半を占めると想定しておりましたが、実際は人数を限定した「ディープな体験」に需要が強く偏ることがわかり、開業2年目にディープ体験中心への業態変更を実施しました。それにより学び得た最適な事業モデルに照らし、本施設規模が過大であると判断し、営業を終了する決断に至りました」
同氏はリリース内で「本事業を通じて得られた貴重な知見を活かし、今後も「イマーシブ・エンターテイメント」の発展に挑戦していく所存です」と次の展開に向けた決意も表明しています。
4. 【イマーシブ・フォート東京】SNSでは「クリスマスの朝にまさかのニュース…」と衝撃
今回のニュースを受け、SNSでは「クリスマスの朝にまさかのニュース…」と大きな衝撃が広がるとともに、ビジネスモデルに対して賛否両論の声が飛び交っています。
同施設に通っていたリピーターからは「唯一無二の体験だった。なくなる前にもう一度行かなきゃ」「初めて体験したときの衝撃が忘れられない」などの営業終了を惜しむ声が聞かれました。
一方で「価格のハードルが高すぎた」「ヴィーナスフォートの居抜き感が強すぎて、没入しきれなかった」「集客はできても、回転率とオペレーションコストのバランスが取れていなかった典型例」などの厳しい見方をしている方も多いようです。
最終営業月となる2月分のチケットは12月26日(金)19:00から販売を開始します。また、「リピート特典」の体験回数加算は1月31日(土)までとのこと。駆け込みで争奪戦が予想されるため、気になる方はスケジュールをしっかり把握しておくようにしましょう。
参考資料
- 「イマーシブ・フォート東京」
- 株式会社刀
- 株式会社刀リリース「「イマーシブ・フォート東京」営業終了のお知らせ」
- 株式会社刀リリース「【2024年3月1日(金)開業決定】テーマパークを超える、完全没入体験 世界初*のイマーシブ・テーマパーク 「イマーシブ・フォート東京」」
LIMOトレンド部