5. シニアの負担は全体的に増加傾向に…

今回は「後期高齢者医療制度」について、制度の概要や2025年度の保険料のポイントを確認しました。

後期高齢者医療制度の保険料は都道府県ごとに異なるため一律ではありませんが、共通していえるのは、少しずつ高齢者の方の負担が増えてきているということです。さらに、高額療養費制度についても将来的に見直しが行われる可能性があり、その場合は医療費の自己負担がさらに大きくなる恐れがあります。

加えて、2026年4月からは後期高齢者医療保険料に「子ども・子育て支援金」が上乗せされる予定です。

医療や社会保障の制度は、固定的なものではなく、時に大きくルールが変わる可能性を秘めています。いざという時に困らないためにも、情報を常にチェックし、早めに備えておくことが大切だといえるでしょう。

参考資料

荻野 樹