【75歳以上】後期高齢者医療制度の2025年度「保険料」は？年金収入「195万円・82万円」世帯の平均額と保険料が高い都道府県ランキング平均額とランキングから見える高齢者世帯の医療費負担の実態

2. 【2025年度】後期高齢者医療制度の「保険料」はいくら？

後期高齢者医療保険料は通常2年ごとに改定され、直近では2024年度に改定が行われたため、2025年度の保険料率に変更はありません。

この制度は、後期高齢者が負担する保険料と、現役世代が拠出する後期高齢者支援金によって成り立っています。

また、少子高齢化による人口構成の変化により、制度開始時と比べて現役世代の負担は1.7倍に増加しました。

そこで2024年度からは、後期高齢者1人あたりの保険料伸び率と、後期高齢者支援金の伸び率が同じになるよう制度が見直されています。

被保険者1人あたりの平均保険料額（全国平均）は、以下のとおりです。

2025年度の後期高齢者医療制度の保険料率

※2022年度～2023年度は平均保険料額の月額が6575円だったため7.7％の増加

ただし、上記はあくまで全国平均の数値であり、実際の後期高齢者医療制度の保険料は、以下の2種類の保険料をもとに個別計算されます。

具体的なイメージを持てるよう、厚生労働省の資料を参考に「年金収入195万円のケース」での保険料を、都道府県別に確認してみましょう。