3. 「お試しで使っただけ」が12%…Z世代の「生成AIの使用頻度」は?
実際に生成AIを利用しているZ世代は、どのくらいの頻度で使っているのでしょうか。
3.1 一度でも使ったことがある人の中では「週に1〜3回」が最多
生成AIツールを使う頻度

出所:株式会社MERY【MERY Z世代研究所 AIに関する調査】Z世代の「生成AI」利用率は約半数に留まる結果に。使いこなしている層と、使いたいと思わない層の二極化傾向も。」(PR TIMES)
- 毎日:14%
- 週4~6回:18.9%
- 週1~3回:27.4%
- 月1~3回:18.5%
- 数ヵ月に1回:9.2%
- 1回使っただけ:12%
「生成AIツールを使う頻度」として最も多かったのは「週に1〜3回」で27.4%でした。つづいて「週に4〜6回」が18.9%、「毎日」が14.0%となっており、利用者の約6割は生成AIを週に1回以上使っているようです。
その一方で「一回使っただけ」が12%となっていることからも、生成AIをそこまで使うことがなく「とりあえずお試しで」使った人もいることがわかります。
こうした傾向から見えてくるのは、Z世代の中で生成AIが身近なツールとして定着し始めている一方、全員がその価値を実感しているわけではない、という現実です。技術的な関心の高さやインフラの整備状況だけでなく、慎重な価値観や情報との向き合い方が影響しているともいえるでしょう。
「使いこなす」層と「試して終わる」層の間に広がる温度差は、これからのAIリテラシー教育やサービス設計において、無視できないヒントになるかもしれません。