2. 個人の生成AIサービス利用経験、国外/国内の別世代で比較すると?

今回は、2025年7月に総務省が公表した「令和7年版情報通信白書」の調査結果を確認していきましょう。

個人の生成AIサービス利用経験(国別・日本国内年代別)

出所:総務省「令和7年版情報通信白書(概要)」

2.1 【国別】個人の生成AIサービス利用経験(全体・2023-2024年度)

  • 日本
    • 2024年度:26.7%
    • 2023年度:9.1%
  • 米国
    • 2024年度:68.8%
    • 2023年度:46.3%
  • ドイツ
    • 2024年度:59.2%
    • 2023年度:34.6%
  • 中国
    • 2024年度:81.2%
    • 2023年度:56.3%

2.2 【日本国内・世代別】個人の生成AIサービス利用経験(2024年度)

  • 20歳~29歳:44.7%
  • 30歳~39歳:23.8%
  • 40歳~49歳:29.6%
  • 50歳~59歳:19.9%
  • 60歳~69歳:15.5%

※業務や日常生活での利用経験、テキスト生成以外の生成AIの利用率も合計

資料によると、日本国内の20代の生成AIサービス利用経験者は44.7%でした。他の年代では3割を下回っていることから、20歳代の割合は日本国内では高いほうだと言えるでしょう。

ただし、国外との比較した数値は大きな開きが見受けられます。2023年度と比較すると約3倍と伸長したものの、日本全体の利用率は26.7%にとどまりました。

米国の68.8%や中国の81.2%といった数値と比較すると低い水準にあるのが現状です。

次の章からは、実際に生成AIを利用しているZ世代の使用頻度や付き合い方を深堀りしていきましょう。