2. 管理職が手放したいと考えている業務・役割

期待される役割に対して、多くの管理職自身が積極的に取り組もうと考えている一方、管理職が手放したいと考えている業務や役割もあります。

「手放したいと考えている業務や役割はありますか?」という質問に対する上位の回答は次の通りです。

  • 部下のメンタルケアや相談への対応(24.7%)
  • 手放したいものはない(22.9%)
  • 部下のキャリア面談(22.9%)

「メンタルケア」「相談対応」「キャリア面談」など、管理職が比較的苦手とする業務に負担を感じている様子が窺えます。

ノウハウやコミュニケーション力などが求められる業務ですが、管理者自身が十分な知識や経験を持たないケースも多いと考えられます。

ここまで、管理職に求められる役割や管理者の意識について解説しました。管理職は責任が重く苦労の多い仕事ではありますが、それに見合った収入を得られているのでしょうか。

次章では、管理職の収入事情について見ていきましょう。