【死亡届を出すと】《銀行口座》は即凍結されるのか？「銀行口座から引き出せる金額」「お金を引き出すための必要書類」をチェック！ 凍結前に「故人の預貯金を引き出す」2つのリスクとは？【遺産分割前の相続預金の払戻し制度】を確認

4. 相続人一人ひとりがルールを守った対応を心がけましょう

故人の銀行口座が凍結されるのは、銀行が亡くなったことを認識したときで、具体的には親族などが死亡届を提出したときです。

死亡届を提出すると銀行口座は凍結され、各相続人は勝手にお金を引き出せなくなります。

しかし、葬儀費用や遺族の当面の生活費など必要な支払いがあるのも事実です。

その場合は、遺産分割前の相続預金の払戻し制度を利用すると一定金額までのお金が引き出せます。

後のトラブルを回避するために、相続人一人ひとりがルールを守った対応をすることが大切です。

参考資料

• 裁判所「相続の放棄の申述」
• 一般社団法人 全国銀行協会「遺産分割前の相続預金の払戻し制度のご案内チラシ」

木内 菜穂子