今週は年金支給日がありましたが、年金を主な収入源とする年金暮らしのシニア世帯の中では心待ちにされる方もいたのではないでしょうか。そんな年金支給日に、年金に上乗せしてもらえる給付金があるのはご存知でしょうか。それは「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」の基礎年金受給者を対象にした年金生活者支援給付金です。全員がもらえるわけではないこの給付金。今回は「老齢年金生活者支援給付金」について解説します。
1. 年金生活者支援給付金、所得の減少など「新たに給付金の対象者になることも」
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。

なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。