カレンダーも最後の一枚になり、寒さが身にしみる季節ですね。12月は年金の支給月でもありますが、暖房代や年末の買い出しで「お金の減りが早いな」と感じている方も多いのではないでしょうか。
少しでも生活の足しになるものがあれば助かる――そんな気持ち、きっと誰もが抱いていると思います。
実は、公的年金とは別に、条件を満たせば受け取れる「年金生活者支援給付金」という制度があります。ただし、この給付金は自動的に振り込まれるわけではなく、手続きが必要なケースも少なくありません。
制度を知らないまま「難しそうだから」と後回しにしてしまうと、せっかくのチャンスを逃してしまうことも。
そこで今回は、この年金生活者支援給付金について、対象となる人や受け取れる金額、そして手続きの流れをわかりやすく解説します。まずは、自分に受給の可能性があるか確認してみませんか。
1. 年金生活者支援給付金の概要と「3つの種類」
年金生活者支援給付金は、年金に上乗せして支給される給付金で、以下の3種類があります。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
「老齢・障害・遺族」、それぞれの基礎年金を受給中の人が、公的年金を含めても所得が一定基準以下となる場合に、2カ月に一度、受け取ることができるものです。
