来月に今年4回目の年金支給日をむかえますが、年金支給日は2カ月に一度、偶数月の15日に、前月までの2カ月分が合算されて支給されるサイクルです。
※15日が土日・祝日の場合は直前の平日に前倒しとなります。
年金支給日:支給対象月
- 2025年4月15日(火) :2月・3月分
- 2025年6月13日(金) :4月・5月分
- 2025年8月15日(金) :6月・7月分
- 2025年10月15日(水) :8月・9月分
- 2025年12月15日(月) :10月・11月分
2025年度は物価や賃金の変動を反映し、年金額も引き上げられました。
いま受け取っている方も、これから年金を迎える方も、「自分はいくらもらえるのか」「平均と比べてどうなのか」と気になることもあるのではないでしょうか。そこで今回は、60代から90代以上の世代別平均年金額をご紹介。将来の備えや家計の見直しに、ぜひお役立てください。
1. 「2025年度はいくらに増えた?」年金額の例で確認
公的年金額は、物価や賃金を考慮して年度ごとに見直しがおこなわれており、2025年度は前年度より1.9%の引き上げとなっています。
年金額の例を見ると、厚生年金のモデル夫婦世帯(※1)は月額23万2784円、国民年金の満額(※2)は月額6万9308円です。
夫婦ともに国民年金のみ(満額と仮定)を受給する世帯の場合、二人分の合算額は13万8616円となります。
※1 男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
※2 国民年金保険料を全期間(480カ月)納付した場合に65歳以降で受給できる年金額
まず、公的年金の制度について整理しておきましょう。