2. 標準的な夫婦の場合「年金が約46万5000円」支給される根拠とは?

厚生労働省の発表によれば、2025年度における年金額の例は以下のとおりです。

※15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しされます。

令和7(2025)年度の年金額の例

令和7年度の年金額の例

出所:日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」

  • 国民年金(老齢基礎年金):6万9308円(1人分※1
  • 厚生年金:23万2784円(夫婦2人分※2

※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金(満額1人分)は、月額6万9108円
※2 平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準

夫婦2人分の厚生年金は月額23万2784円とされています。

年金は2か月分がまとめて支給されるため、実際の年金振込額は「46万5568円」となり、これが「約46万5000円」という数字の根拠です。

とはいえ、ここで注意したいのが「標準的」という表現です。

では、実際に標準的な年金を受け取れるのは、どのような条件を満たす夫婦世帯なのでしょうか。