4. 【マイナ免許証】マイナンバーカードと運転免許証を一体化する際の「注意点」
最後に、運転免許証をマイナ免許証に変更する際の注意点を確認しておきましょう。
①運転免許証からマイナ免許証に変更すると、免許情報(免許種別や有効期限など)が券面に記載されなくなる
→免許情報を確認するには、「マイナ免許証読み取りアプリ」を使用するか、「マイナポータル」にアクセスする必要がある。
②マイナンバーカードとマイナ免許証の有効期限が異なる
→マイナ免許証の「有効期間」は券面に記載されないため、期限切れ(失効)に注意が必要です。
③国外(国際)運転免許の申請時に運転免許証が必要になるケースがある
→海外で運転免許証を取得するために申請する場合、従来の運転免許証が必要となる国があるため「マイナ免許証」と「運転免許証」の2枚持ちが安心です。
なお、日本の運転免許証を使って海外で運転する場合は、渡航先の大使館に事前に問い合わせておきましょう。
5. まとめ
マイナンバーカードと健康保険証の一体化「マイナ保険証」に続き、一体化がスタートした「マイナ免許証」。
2025年3月24日にスタートして約1か月後の4月末時点で、利用者数は40万2623人となりました。それからさらに1カ月後の5月末時点には63万6033人にまで利用者数がのびています。
現時点では運転免許証とマイナンバーカードの一体化は任意。
メリット・デメリットの両方を確認して、利用を検討しましょう。
参考資料
- 警視庁「令和7年5月末時点のマイナ免許証保有者数」
- 内閣府「マイナンバーカードについて」
- デジタル庁「マイナンバーカードの 普及・利用について」
-
警視庁「マイナンバーカードと運転免許証の一体化について」
和田 直子