2025年3月24日にスタートした「運転免許証とマイナンバーカードの一体化」から約3カ月が経過しました。

開始から約1か月後の4月末時点で「マイナ免許証」の利用者数は40万2623人に。

6月4日には警視庁が5月末時点の「マイナ免許証」の利用者数を発表しています。

本記事で、最新のマイナ免許証の利用者数と、利用者が最も多い都道府県を解説。運転免許証とマイナンバーカードの一体化によるメリットや注意点も解説していきます。

1. マイナ免許証スタートから約2カ月、利用者数は「約64万人」!最多は「神奈川県」2枚持ち派が優勢に…

2025年3月24日に運用開始となった「運転免許証とマイナンバーカードの一体化(マイナ免許証)」。

6月4日、警察庁は「令和7年5月末時点のマイナ免許証保有者数」を発表しました。

開始から約2カ月、全国で63万6033人が「マイナ免許証」を取得しています。

【表1】令和7年5月末時点のマイナ免許証保有者数

令和7年5月末時点のマイナ免許証保有者数

出所:警視庁「令和7年5月末時点のマイナ免許証保有者数」

このうち「マイナ免許証のみ」を選んだ人は21万1131人、「マイナンバーカードと運転免許証の2枚持ち」を選んだ人は42万4902人と、2枚持ち派が約67%を占めています。

マイナ免許証の利用者数が最も多い都道府県は「神奈川県」で6万7746人。埼玉(4万2791人)、東京(4万1573人)と続き、首都圏での導入意欲が強い様子がうかがえます【表1】。