2025年6月末、内閣官房内閣人事局は「令和7年6月期における国家公務員への期末・勤勉手当の支給」を発表しました。

国家公務員の夏の賞与は、過去2年連続で増加傾向にありましたが、今年はどのような水準となったのでしょうか。

本記事では、2025年に支給される国家公務員の夏季賞与について詳しく見ていきます。

1. 【2025年最新】国家公務員の「夏のボーナス」はいくら?

内閣官房内閣人事局の「令和6年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給」によると、2025年夏季に支給された、管理職を除く国家公務員の平均ボーナス支給額は以下のとおりです。

昨年の夏のボーナス支給額である「約65万9400円」と比較すると、今年はそれよりも約4万7300円(約7.2%)多く支給されています。

  • 2024年の夏季賞与:約65万9400円
  • 2025年の夏季賞与:約70万6700円

これは、以下の2点が主な要因と考えられます。

1.昨年の人事院勧告に基づく給与法の改正により、期末・勤勉手当の支給月数が前年より0.05月分増加したこと
2.同じく給与法の改正により俸給が引き上げられ、それに伴って平均給与額が増加したこと

では、内閣総理大臣や国務大臣といった特別職の6月期の期末手当は、いくらなのでしょうか。