しっとりと落ち着いた雰囲気が漂う日陰の庭。夏の強い日差しを避け、みずみずしい緑の中で過ごす時間は、まさに至福のひとときです。
そんな魅力あふれる空間を、お金をかけずに実現できるのが、たった1苗から大きく育つ多年草。
今回は日陰の庭に植えっぱなしにできる多年草を9種、参考価格とともに紹介します。
1. この記事で紹介する「日陰の庭に植えっぱなしで大きく育つ多年草」9選
- ギボウシ[落葉]
- クリスマスローズ[常緑]
- アジュガ[常緑]
- アスチルベ[落葉]
- リリオペ[常緑]
- シャガ[常緑]
- フウチソウ[落葉]
- ラミウム[常緑]
- フッキソウ[常緑]
2. 日陰の庭に植えっぱなし!1苗で大きく育つ《オシャレな多年草》9選
2.1 ギボウシ[落葉]
シェードガーデンに欠かせない植物の代表格とされるギボウシ。その品種の豊富さが最大の魅力で、葉色もさまざまで、形も細長いものからハート形、フリル状まで多彩です。
初夏に咲く可憐な花は清楚な印象で、一度根付くとほとんど手がかからず、年々株が大きく育ちます。品種によって葉の大きさも異なるため、大きく育つギボウシが欲しい場合は、葉の大きな品種を選びましょう。
※参考価格:600円~1500円前後(4号ポット苗)
2.2 クリスマスローズ[常緑]
クリスマスローズは冬~春にかけて日陰の庭に華やかさを与えてくれる多年草。うつむき加減に咲く花は、しとやかで奥ゆかしい魅力があります。
花の色も白・ピンク・紫・赤など多彩で、シンプルな一重咲きからゴージャスな八重咲きまでさまざまです。
※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)
2.3 アジュガ[常緑]
春には青や紫・ピンクの小さな花穂を立ち上げ、地面をカーペットのように覆うアジュガ。深い銅葉や斑入り葉が、花がない時期でもカラーリーフとして庭に彩りを与えます。
ランナーを伸ばしてどんどん広がるため、土の露出を減らす雑草対策としても有効です。
※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)
2.4 アスチルベ[落葉]
アスチルベは白・ピンク・赤・紫など、パステル調から鮮やかな色合いまで花色が豊富。ふんわりと咲く花穂が、日陰の庭に華やかさと涼やかさをもたらします。
湿り気のある半日陰から日陰に植えれば、毎年決まった時期に美しい花を咲かせ、株も年々充実して見応えが増していきます。
※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)
2.5 リリオペ(ヤブラン)[常緑]
「ヤブラン」という別名でもよく知られ、スラリとした細長い葉が涼やかなリリオペ。乾燥にも日陰にも強く、丈夫でやせ地でも育つため手間がかかりません。
夏から秋にかけて、紫色の小さな花が穂状に咲き上がり、控えめながらも美しい彩りを添えます。
※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)
2.6 シャガ[常緑]
シャガはアヤメに似た可憐な花が野趣あふれる雰囲気。白地に紫や黄色の斑点が入る独特な花が咲くと、日陰のスペースが一気に明るく華やかに。
植えっぱなしにしておくと地下茎で広がり、群生することでいっそう見応えのある景観を作り出します。
※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)
2.7 フウチソウ[落葉]
漢字で「風知草」と書き、風にそよぐ姿が涼やかなフウチソウ。和風の庭にも洋風の庭にもよく調和し、日陰の庭に動きと軽やかさを与えてくれる多年草です。
秋には黄金色に紅葉し、落ち着きのある雰囲気に。株も年々充実し、風情ある景色をつくり出してくれます。
※参考価格:500円~800円前後(3号ポット苗)
2.8 ラミウム[常緑]
ラミウムは美しい斑入りの葉が地面をはうように広がるのが特徴。日陰の庭を明るく彩るグランドカバーとして楽しまれている多年草です。
シルバーリーフに緑の縁取りが入る品種や、黄緑色の葉など、カラフルな葉色が魅力的。春にはピンクや白・紫・黄色などの小さな花を咲かせます。
※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)
2.9 フッキソウ[常緑]
常緑の葉が密に茂り、日本では古くから和風庭園に用いられてきたフッキソウ。20cmほどの高さでマット状に広がるため、グランドカバーとしてよく利用されています。
春には白い穂花が咲き、艶やかな緑の葉とのコントラストが鮮やかです。
※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)
3. お金をかけずに手軽に始める、安らぎの日陰の庭
「庭にあまりお金をかけられない」という悩みは、物価高騰の今、多くの方が抱えていることでしょう。しかも日当たりに恵まれない日陰の庭であれば、その悩みはなおさらです。
そんなときに活躍してくれるのが、耐陰性が強く一度植えれば毎年大きく生長する多年草。手間も費用も最小限に抑えつつ、年々深まる日陰の庭の美しさを堪能してみませんか。
4. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。










