1.2 【支出】生活費は意外と高水準?“引き算家計”のヒントも
支出面では、男性の約46%が前半で月25万円以上の生活費をかけており、レジャーや交際費なども含めた“現役並み”の消費が続いています。
後半になるとその割合は約40%に下がり、支出の見直しが進んでいる傾向です。
女性では60歳代後半になると、収入に大きな変化がないにもかかわらず、25万円以上の生活費をかける割合が約40%と増えており、貯蓄の取り崩しを前提に暮らしている世帯も少なくないと考えられます。
このように、60歳代は「収入の変化」と「支出の見直し」が求められる転換期であり、これまで築いてきた資産の使い方が大きなカギとなります。