2025年の後半戦がはじまった7月。「これからの暮らし、ちょっと見直してみようかな」と感じている60歳代の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、内閣府やJ-FLECの最新データをもとに、60歳代の収入・支出・資産のリアルな状況を解説します。
収入が減っても支出は意外と減らないこの時期。元マネースクール講師の筆者が、固定費の見直しや資産活用のポイントをわかりやすくご紹介します。無理なく前向きに、家計を整えるヒントを一緒に考えてみませんか?
1. 【60歳代】稼ぎ方が変わるタイミングは家計を見直すチャンス!
内閣府で2025年6月10日に公表した「令和7年版高齢社会白書」をみていきましょう。
1.1 【収入】60歳代は“現役モード”から“年金モード”へシフト中
60歳代前半の男性は、約68%が月収25万円以上と高めの収入を維持していますが、後半では約60%に減少し、年金中心の生活に移行しつつある様子がうかがえます。
一方で女性は、前半・後半ともに25万円以上の収入が約51%と変化が小さく、継続的に働くケースが多いと見られます。