2. 【所持者数の推移】身体障害者手帳はどんな人が取得している?

厚生労働省が公表している「令和4年生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」をみていきましょう。なお、この調査は、前回2016年に行われて以来6年ぶりの実施されたため、2022年と2016年との比較で推移を確認していきます。

障がいの種類別では、「肢体不自由」が158万1000人(38.0%)と最も多く、全体の4割弱を占めています。一方、「内部障がい」は136万5000人(32.8%)で、2016年からの約12万人の増加が確認できます。これは高齢化や慢性疾患の影響が背景にあると考えられます。また、「障がいの種類が特定されていない」または「複数該当・分類不能」とされる「不詳」も56万2000人と増加傾向にあります。