3. 多様なライフコースに応じた「5つの年金額例」をチェック！
厚生年金は現役時代の働き方や収入によって、年金額が大きく異なります。
厚生労働省が公表した資料から、多様なライフコースに応じた年金額を紹介します。
出所：厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
3.1 年金額例①：男性・厚生年金期間中心
年金月額：17万3457円
- 平均厚生年金期間：39.8年
- 平均収入：50万9000円※賞与含む月額換算。以下同じ。
- 基礎年金：6万8671円
- 厚生年金：10万4786円
3.2 年金額例②：男性・国民年金（第1号被保険者）期間中心
年金月額：6万2344円
- 平均厚生年金期間：7.6年
- 平均収入：36万4000円
- 基礎年金：4万8008円
- 厚生年金：1万4335円
3.3 年金額例③：女性・厚生年金期間中心
年金月額：13万2117円
- 平均厚生年金期間：33.4年
- 平均収入：35万6000円
- 基礎年金：7万566円
- 厚生年金：6万1551円
3.4 年金額例④：女性・国民年金（第1号被保険者）期間中心
年金月額：6万636円
- 平均厚生年金期間：6.5年
- 平均収入：25万1000円
- 基礎年金：5万2151円
- 厚生年金：8485円
3.5 年金額例⑤：女性・国民年金（第3号被保険者）期間中心
年金月額：7万6810円
- 平均厚生年金期間：6.7年
- 平均収入：26万3000円
- 基礎年金：6万7754円
- 厚生年金：9056円
年金額例において、厚生年金の加入期間が長く、収入が高い人ほど年金額が増加していることがわかりました。
現役時代に加入していた年金が「国民年金と厚生年金のどちらが中心だったか」により、将来受け取る年金水準を大きく左右することも見て取れます。
では、今回増額改定された年金額が実際に受け取れるのはいつなのか、年金支給日カレンダーで確認しましょう。
