内閣府が6月に公表した「令和7年版高齢社会白書」によると、60歳代の約3割が「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答したことがわかりました。
60歳は「定年退職」「定年延長」「再雇用」などの岐路に立つ年齢です。今後の働き方に悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、今の60歳代の年金や収入の平均額について解説します。
記事の後半では貯蓄額の平均も見ていきましょう。
1. 60歳代の約3割が「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答
内閣府が公表する「令和7年版高齢社会白書」では、「何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか」と調査されています。
このうち「収入を伴う仕事をしている人」の回答結果は以下のとおりとなりました。
- 65歳くらいまで:12.9%
- 70歳くらいまで:22.8%
- 75歳くらいまで:20.1%
- 80歳くらいまで:7.4%
- 働けるうちはいつまでも:33.5%
- 仕事をしたいとは思わない:1.5%
- 不明・無回答:1.8%
なお、収入のある仕事をしている人以外を含む全体においては、「働けるうちはいつまでも」の割合は22.4%でした。
60歳代といえば、年金の受給が始まっている人も含まれます。
一般的に、年金の受給額はどれほどなのでしょうか。