4. 自分の年金手取りはどう確認すればいい?
年金受給者には「年金振込通知書」が送られており、そこに支給額と控除額が明記されています。併せて、6~7月頃にお住まいの市区町村から送付される通知書も確認しましょう。
4.1 確認すべき書類
- 日本年金機構の「年金振込通知書」
- 市町村から届く「住民税課税決定通知書」・各種「保険料通知書」
- 前年の確定申告書控えや源泉徴収票
不明点がある場合は、最寄りの年金事務所や市町村の税務課などで相談できます。
4.2 年金振込通知書の項目
年金振込通知書とはどんな書類なのか、具体的に確認しましょう。
通知書には、年金から差し引かれる各種控除の内訳が明記されています。
これらを差し引いた後に記載されている「控除後振込額」が、実際に口座に振り込まれる金額となるため、しっかり確認しておきましょう。
5. まとめにかえて:変化の理由を知って不安を減らそう
8月の年金手取りが変わると驚く方も多いですが、その理由の多くは「住民税や保険料の変更」によるものです。
年金額が減ったわけではなく、所得の増減や控除の変化によって天引きされる税額が変わるだけであることがほとんどです。
手取りが減っていたら、まずは各種通知書を確認し、必要であれば税務窓口で相談してみましょう。
年金生活の安定のためにも、こうした制度のタイミングを知っておくことが大切です。
参考資料
マネー編集部年金班