2. 年金の手取りが「減る」ケースとは?
8月から天引き額の変更により、年金の手取りが減少するのは、以下のような場合です。
2.1 所得が増えた
年金以外にパート収入や一時的な雑所得、不動産収入などがあった場合、それが前年の課税所得としてカウントされ、住民税や保険料が増加します。
2.2 各種控除の適用がなくなった
配偶者控除や障害者控除などが前年と比べて適用されなくなった場合も、課税所得が増え、結果として天引き額が高くなります。
2.3 非課税から課税世帯へ変更
前年までは所得が少なくて住民税非課税だったが、わずかに所得が上がったことで課税対象となった場合、急に住民税の天引きが始まり、手取りが目減りします。
2.4 所得割・均等割の引き上げ
一部の自治体では、住民税の均等割や所得割の税率を引き上げている場合があり、これも天引き額増加の要因となります。