6. 【年金の基本】「ねんきんネット」でなにができる?
自分の年金見込み額を知るには「ねんきんネット」が有用です。ここでは、知っておきたい「年金」の基本について説明します。
6.1 Q 名前を聞いたことがあるけれど…「ねんきんネット」とはどのようなものですか?
→A 年金記録の確認、年金見込額の試算、通知書の閲覧等、年金情報を確認できるサービスです!
「ねんきんネット」では、年金に関する各種手続きも行えます。24時間いつでもどこでも、スマートフォンやパソコンから利用できるので、とても便利ですね。
利用するには、基礎年金番号を持っている必要があります。
※昭和61年4月以前に年金受給権が発生した老齢年金受給者の方はご利用いただけません。
登録方法は下記の2種類です。
- マイナポータルとの連携
- ユーザIDの取得
詳しくは、日本年金機構のホームページをご覧ください。
7. 家計やライフスタイルに合った生活設計を
今回は、公的年金制度の仕組みや、年代別の平均年金受給額について解説していきました。
原則、年金開始年齢は65歳からとなっておりますが、年金受給開始を繰り上げることも繰り下げることもできます。
働く期間を長くし、年金を受給しはじめる時期を遅らせることによって、年金額は増額されます。
老後の必要資金を算出し、年金や現在の貯蓄などでは足りないと感じられた方は、年金の受給を遅らせることも老後対策のひとつとなるでしょう。
家計やライフスタイルの状況に合わせて、年金を受給するタイミングについて考えておくことも大切です。
この機会に一度、老後に向けて取り組めることを検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」II 各種世帯の所得等の状況
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」用語の説明
菅原 美優
 
        
 
        