4. 高齢ドライバーこそ「備え」で事故リスクに向き合おう
今回は警察庁が発表した「令和6年における交通事故の発生状況」をもとに、高齢ドライバーが知っておきたい事故傾向とともに、自賠責保険・任意保険の補償内容について解説しました。
まとめると
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死亡事故のうち約6割が65歳以上で、高齢者の事故リスクは高水準
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75歳以上では「車両単独事故」が特に多く、判断力や反応の低下が影響
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自賠責保険ではカバーしきれない部分を、任意保険で補う必要がある
梅雨時の視界不良や路面状況の悪化で、事故リスクが高まる季節です。
事故を「起こさない」ことはもちろん、「起きてしまったとき」に備えた補償内容の確認・見直しが、これからの安心につながります。
参考資料
村岸 理美
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社。生命保険・損害保険の営業を経て、社内教育部署にて教材制作や研修の企画・運営に携わる。退職後は独立系ファイナンシャルプランナーとして、個別商品の勧誘はせず公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計に対応。マネースクール講師としても活動し、社会保障制度、リタイアメントマネジメント、家計管理、資産運用などお金に関する幅広い分野に強みを持つ。現在も「お金の先生」であるJ-FLEC(金融教育推進機構)認定アドバイザーとして、学校や企業に出張授業で金融教育の普及に取り組んでいる。
2025年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチに入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMOマネー編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、保険などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。(2025年5月30日更新)