70歳以上《ふたりの暮らし》貯蓄平均は2000万円超？「無職世帯・有職世帯」で貯蓄・負債はどう変わる？ 老後資金の使い始めは平均66.8歳《健康寿命と資産寿命はセットでのばそう》70歳代無職世帯の割合も確認！

2. 70歳以上《無職世帯 vs 有職世帯》貯蓄・負債の平均はどう変わる？

ここからは、70歳以上世帯の貯蓄事情を、世帯の就労状況別に見ていきます。

2.1 【貯蓄と負債】70歳以上・2人以上世帯「世帯主が70歳以上全体」

• 平均貯蓄額：2441万円
• 平均負債額：56万円
  • うち住宅・土地のための負債：44万円

2.2 【貯蓄と負債】70歳以上・2人以上世帯「世帯主が有業」

• 平均貯蓄額：2361万円
• 平均負債額：152万円

  • うち住宅・土地のための負債：116万円

2.3 【貯蓄と負債】70歳以上・2人以上世帯「無職世帯」

• 平均貯蓄額：2458万円
• 平均負債額：36万円

  • うち住宅・土地のための負債：29万円

それぞれの世帯類型の平均を比較すると、「世帯主が有業」が2361万円で、他の分類よりやや低い結果となりました。平均均貯蓄額の差は以下の通りです。

• 「世帯主が70歳以上全体」と「世帯主が有業」との差：80万円
• 「無職世帯」と「世帯主が有業」との差：97万円

70歳以上世帯の貯蓄と負債のバランスは、世帯主の就業状況により大きく変わる傾向があると考えられそうです。

次に、これら70歳以上の世帯が、どのような種類の金融資産（預貯金、保険、投資信託など）に資産を配分しているのか、その内訳を見ていきましょう。