6月に入り、ボーナスの支給が近づくこの時期。今年4月に入社した新入社員では「初めてボーナスを受け取る」という人もいるかもしれません。

毎月の給与とは別にボーナスを受け取ることで、仕事のモチベーションが高まるきっかけにもなります。

しかし、ボーナスを受け取るときに知っておきたいのが、税金や社会保険料が控除される仕組みについてです。

この記事では、昨年の夏季賞与の平均額やボーナスから控除される税金・社会保険料の仕組みについて解説します。

1. 2024年夏季賞与の平均額

厚生労働省の調査によると、2024年の夏季賞与平均額は事業所規模5人以上で41万4515円となっています。

ただし、事業所規模30人以上になると平均額が47万8814円となり、事業所規模が大きいほどボーナスの金額も増加する傾向にあるようです。


また、ボーナスの支給額は業種によっても大きく異なります。

同調査によると、最も平均額が高いのは電気・ガス業の88万1533円であるのに対し、飲食サービス業等は7万5897円となっており、業種によって大きな差がある状況です。