2. 専業主婦世帯のリアルな年収事情
「専業主婦になりたいな」と望んでも、家計の状況から二人で働く必要があるという世帯もあるでしょう。
ここでは総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)2024年」から、「夫のみ有業世帯(専業主婦世帯)」「夫婦共働き世帯」の平均年間収入を見てみます。
2.1 夫のみ有業世帯(専業主婦世帯)の平均年間収入
夫のみ有業世帯:714万円
- うち夫婦と未婚の子供1人の世帯:727万円
- うち夫婦と未婚の子供2人の世帯:773万円
夫婦共働き世帯:872万円
夫のみの収入で700万円台前半と聞くと、「この収入帯であれば、専業主婦として子育てをしながら貯蓄もしていけるかも?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、1年間を通じて勤務した男性給与所得者のうち、年収700万円を超えるのは全体の34.3%(※)です。
この数字からは、夫ひとりの収入で安定した生活を送れる「専業主婦世帯」が、すべての家庭にとって現実的な選択肢とは限らないことも分かります。
もちろん、これは額面年収を基にした一つの目安です。
実際には、勤務先の福利厚生(社宅や住宅補助の有無)、資産状況や家計のやりくりなど、年収の数字だけでは一概に測れないさまざまな要素も暮らしに影響してくることを、心に留めておきたいですね。
2.2 ※ご参考※給与階級別給与所得者数・構成割合
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/校閲・編集者/二種外務員資格(証券外務員二種)
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)、相続診断士資格保有。早稲田大学卒。校閲・校正・編集者として15年以上の経験を持つ。2020年よりLIMO編集部に所属。現在は、厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、介護や終活など「シニアを取り巻くくらしとお金」にまつわる記事を担当。総務省「家計調査」や、厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。趣味は美術館巡り、俳句、植物栽培。(2024年5月27日更新)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
野村證券株式会社では株式や債券、投資信託、保険商品などの提案・販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事した。特に顧客のライフプランにあわせた資産設計と株式や債券、投資信託などの提案、退職金などの運用提案が強み。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。趣味はカメラで写真歴20年以上、子育て中の愛用カメラは手におさまるサイズのNikonZ50II。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障、雇用、退職金、貯蓄、資産運用、新NISA、キャリアなどをテーマに編集・執筆を行う。3児のひとり親であり中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2026年7月27日更新)。