お米をはじめとした物価上昇が続く現在、ダブルインカムの共働き世帯でも「家計が苦しい」と感じることも珍しくありません。

株式会社マイナビが実施した調査によると、共働き世帯のおよそ半数が「生活が苦しい」と感じている実態が明らかになっています。

この記事では、共働き世帯の家計の実態や理想としている世帯年収について解説します。

1. 共働き世帯でも約半数が「生活が苦しい」と感じている

共働き世帯は年々増加しており、家計の安定や将来への備えのために夫婦ともに働くことを選ぶ世帯も多く見られます。

夫婦2人分の収入がある共働き世帯では、「生活にゆとりがある」、「将来の備えも万全にできる」といったイメージを持たれることも珍しくありません。

しかし、株式会社マイナビが共働き世帯の正社員を対象に実施したアンケート調査(2025年5月15日公表)によると、共働き世帯の「生活が苦しい」と感じる割合は下記の通りとなっています。

  • そう思う・・・15.9%
  • ややそう思う・・・30.1%
  • あまりそう思わない・・・29.7%
  • そう思わない・・・21.6%
  • 答えたくない・・・2.7%

「そう思う(15.9%)」と「ややそう思う(30.1%)」の合計は46.0%となっており、約半数の世帯が生活の苦しさを感じている状況です。