6月13日金曜日は、2カ月に1度の公的年金の支給日でした。
物価高が続いているため、公的年金のみで生活するのは厳しい状況にあることが考えられます。
国民年金や厚生年金は、2025年度の増額改定により6月支給分から1.9%前年度より増えています。
また、年金生活者支援給付金においても、2025年度は2.7%増額となりました。
この記事では「年金生活者支援給付金」の対象者や最新給付基準額、申請方法をわかりやすく解説します。
今のシニア世代が受給している「国民年金と厚生年金」の平均年金月額もご紹介しますので、年金生活について考える際の参考にしてください。
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1. 年金生活者支援給付金とは?
「年金生活者支援給付金」は、生活の支援を図ることを目的に2019年に開始された制度です。
基礎年金を受給している方が、年金やその他の所得が一定基準額以下となる場合、年金生活者支援給付金の支給対象になります。
支給要件を満たし、申請手続きを行うと、2カ月に1度の公的年金の支給日に、年金に上乗せして支給されるしくみです。
なお、年金生活者支援給付金は、受給中の基礎年金の種類に合わせて、以下の3種類が設けられています。
1.1 年金生活者支援給付金は「3種類」ある
- 老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
次は、シニア世帯の暮らしと関わりが深い「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件について解説します。