2. 男女別「30歳代・40歳代・50歳代」平均年収はいくら？
国税庁が公表した「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、年代別の平均年収は以下のとおりです。
2.1 男性：年代別・平均年収
- 30～34歳：492万円
- 35～39歳：556万円
- 40～44歳：612万円
- 45～49歳：653万円
- 50～54歳：689万円
- 55～59歳：712万円
男性の平均年収は30歳代前半の時点で全国平均を上回り、40歳代に入ると600万円台に達していることがわかりました。
なお、50歳代後半には700万円を超える水準となっています。
上記の結果から、男性の収入は、年齢が進むにつれて上昇している傾向が見て取れます。
2.2 女性：年代別・平均年収
- 30～34歳：345万円
- 35～39歳：336万円
- 40～44歳：343万円
- 45～49歳：343万円
- 50～54歳：343万円
- 55～59歳：330万円
女性の場合、20歳代後半で平均年収は353万円まで上昇します。
しかし、30歳代以降はわずかに減少し、その後も300万円台で推移していることがわかりました。
女性は全年代を通じて、全体の平均年収を上回る層は見られませんでした。
上記の背景として、出産や育児などのライフイベントにより、働き方を見直す女性が多い傾向にあるという社会的要因があると考えられます。
近年は働き方や価値観の多様化が進んでおり、今後こうした傾向にも変化が現れる可能性があります。
