2.1 生活保護受給世帯の54.8%は高齢者世帯

厚生労働省の公表した「生活保護の被保護者調査(令和7年2月分概数)」によると、生活保護を受給している全世帯のうち、54.8%を高齢者世帯が占めています。詳しい世帯ごとの割合は以下のとおりです。

  • 高齢者世帯:54.8%
  • 障害者・傷病者世帯:25.4%
  • 母子世帯:3.8%
  • その他世帯:16.0%

2番目に多いのが障害者・傷病者世帯で25.4%、次いで母子世帯が3.8%、その他世帯が16.0%という結果です。

なお、高齢者世帯をさらに細かく見ると、単身世帯が51.1%、二人以上世帯が3.8%となっており、単身世帯が大部分を占めていることがわかります。

では、生活保護を受けられるのはどのような人なのか、対象となるための要件を次章で確認していきましょう。