4. 年金からどのくらいのお金が天引きされている?
では最後に、年金からどのくらいのお金が天引きされているかについて、目安を確認していきましょう。
総務省が発表した「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、65歳以上の単身無職世帯の家計収支は以下のとおりです。
【65歳以上 単身無職世帯】
- 実収入:13万4116円
- 可処分所得(手取り収入):12万1469円
- 消費支出:14万9286円
- 非消費支出(税金・社会保険料):1万2647円
- 毎月の赤字額:2万7817円
額面の年金が「13万4116円」である一方、天引きされる金額は「1万2647円」となっており、約10%が税金や社会保険料として差し引かれていることがわかります。
ただし、これはあくまで一例であり、年金額が多い場合には、天引き額もそれに応じて増加する可能性があります。
よりリアルな天引き額を知りたい場合は、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を活用して、自身の年金見込額を確認し、天引き額をシミュレーションしてみると良いでしょう。