3. まとめにかえて
今回は「年収106万円の壁」の基本から、壁を超えるメリットについてみていきました。
要点としては以下の3点です。
- 「年収106万円の壁」を超えると社会保険料の負担が発生する
- 社会保険に加入すると、傷病手当金・出産手当金を受け取れる可能性がある
- 社会保険に加入すると、将来的に受給できる年金額が増える
年収の壁を超えることについては、社会保険料の発生によりデメリットに目がいきがちなのではないかと思います。
ただ将来に目を向けるとデメリットばかりではありません。
長期的な目線で今回の決定を受け止められるといいですね。
「年収106万円の壁」の撤廃については閣議決定されたばかりで、詳細はまだ発表されていない段階です。
今後も制度の動向に注意していきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「配偶者の扶養の範囲内でお勤めのみなさま」
- 厚生労働省「年収の壁 こんな不安がありませんか?」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「年金制度改正法案を国会に提出しました」
森脇 めぐみ