2. 「年収106万円の壁」を超えてもメリットがある!
前述したように、「年収106万円の壁」を超えると、社会保険に加入することによって健康保険料・厚生年金保険料が発生します。
手取り収入が減るため、家計への負担が大きくなると感じられる方も多いのではないでしょうか。
ただその一方で、社会保険に加入することで得られるメリットも存在します。
2.1 医療のメリット1:傷病手当金
まず医療面のメリットとして、傷病手当金があげられます。
傷病手当金とは、業務外の病気やけがで会社を休んだ場合に、給与の2/3の額を受け取ることができる制度です。
支給期間は休み始めてから4日目以降、最大1年6ヵ月までです。
例えば
- 月額給与:9万8000円
- 休んだ日数:30日
の場合、
- 1日当たりの支給額:2180円
- 総支給額:5万8860円
傷病手当金は非課税なので、全額受け取ることが可能です。