4.2 地方機関勤務の年収モデル

地方機関勤務の場合(横浜市、大阪市等の例)

地方機関勤務の場合(横浜市、大阪市等の例)

出所:人事院「国家公務員の給与制度の概要」

  • 新卒初任給(総合職・大卒):約500万円
  • 新卒初任給(一般職・大卒):約430万円
  • 係長級:約700万円
  • 課長級:約830万円

本府省勤務の総合職の場合、新卒者の初任給は37万円、年収は570万円です。

課長補佐級ならば年収1000万円近くになるため、民間企業と比較して給与は高いと言えます。

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者全体の平均年収は約460万円です。国家公務員は新卒者の初任給でも、給与所得者の平均を上回っています。

4.3 参考:給与所得者の平均年収

  • 男性は569万円、女性は316万円
  • 正社員は530万円、非正社員は202万円

民間企業の中には公務員の給与を上回る企業もありますが、業績に左右されず一定額の給与が保証される公務員になってほしいと親が考えるのも納得できます。