現在賃貸住宅に住んでいる方などは、これからの住居について考えることが多いのではないでしょうか。
中には夢のマイホームを計画している方もいるでしょう。
国土交通省「令和6年度 住宅経済関連データ(1)建築工事費、消費者物価の推移」によると、物価の上昇に伴い、建設工事費も上昇していることが分かります。
既にハウスメーカー等で相談している方の中には、建築資材が高騰しているという話を聞いている方がいるかもしれません。
「これから家を建てよう」と考えた時に真っ先に思い浮かぶのが建築費用や土地代ですね。
住宅ローンも考慮していかなければなりません。
では建てた後にかかってくる「固定資産税」はどうでしょうか?
筆者は地方自治体で固定資産の担当をしていましたが、実際に家を建てた後になって「固定資産税」の問い合わせを受けることがしばしばありました。
意外と見落としがちな「固定資産税」。
今回はそんな「固定資産税」のうち、特に「家屋」について焦点を当てて見ていきたいと思います。
1. 固定資産税とは?
まず「固定資産」には3種類あり、土地・家屋・償却資産のことをいいます。
固定資産税とは、毎年1月1日時点で土地・家屋・償却資産を所有している方にかかる税金です。
固定資産が所在する市町村(東京都23区内の場合は東京都)に対して納めます。
※償却資産とは…土地、家屋以外の事業用の資産