4. 固定資産税の計算方法は?
固定資産税は次のように計算されます。
- 税額=課税標準額(土地+家屋+償却資産)×税率(1.4%)
固定資産税の税率は1.4%が原則ですが、税率は自治体に応じて引き上げ可能であり、1.4%以上の税率を課している自治体もありますのでお住まいの自治体にご確認ください。
4.1 課税標準額とは?
「家屋」の場合、課税標準額=評価額です。
4.2 評価額はどうやって決めるの?
まず実際に自治体の担当者が物件を確認し、その外壁、屋根、内装、床材にどういった資材が使われているかなど細かく見て「固定資産評価基準」と照らし合わせて判断し、評価します。
そのうえで評価額を算出します。
家屋の評価額は
- 評価額=再建築価格×経年減点補正率
で算出されます。
再建築価格とは
評価した家屋とまったく同一のものを、評価額を算出する時点で再び新築するとした場合にかかる建築費を「再建築価格」といいます。
これは建築資材の物価等によって異なってきます。
つまり建築資材が高騰すれば再建築価格も上がるということです。
経年減点補正率とは
家屋は年々劣化していきます。
いわゆる「経年劣化」です。
そうなると資産としての価値も下がるため、再建築価格をそのまま採用するのではなく、一定の減少率をかけます。
この減少率が「経年減点補正率」です。