高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして2024年度にLIMOメルマガ会員に実施した「奨学金」アンケート結果もご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2025年5月・6月締め切り給付型の奨学金」2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが7日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・6月締め切りの奨学金】公益財団法人西川記念財団「公益財団法人西川記念財団奨学金 2025年度 」
公益財団法人西川記念財団は、当初「一般財団法人 西川記念財団」として、広島県内において、親等扶養する家族のない子供たちの教育等を支援することや、教育・スポーツ・芸術活動を通じて、広島県民の心身の健全な発達ならびに、健康で活力ある生活形成に寄与することを目的に、2013年10月「西川ゴム工業株式会社」により設立されました。
その後2014年9月1日、公益財団法人の認定を受け「公益財団法人 西川記念財団」となり、事業の充実を目指し活動を行っています。
1.1 【返済不要・6月締め切りの奨学金】公益財団法人西川記念財団「公益財団法人西川記念財団奨学金 2025年度 」
※本奨学金は、応募する学生本人だけでなく、学生が所属する学校の担当者が行う手続きもあります。詳細等ガクシーのHPでご確認ください
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】広島県
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】応募締切:2025年6月30日23時59分
【支給人数】30名程度
【支給金額/人】月額60000円
【支給期間】大学における正規の最短修業年限
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】可能
【他の給付型との併用】可能
【専攻分野】専攻分野の限定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】次のいずれにも該当する方が対象となります。 次のいずれにも該当する方が対象となります。
- 広島県内に居住していること
- 学校教育法による広島県内の高等学校に在学していて、2026年3月に卒業見込みであること
- 2026年4月に学校教育法による大学に進学すること(※夜間学部・通信学部・短期大学は除く)
- 人物・学力ともにすぐれ、かつ向学心に燃えているが、経済上の理由で大学進学が困難であること
内定者については、本人に通知するとともに推薦した高等学校に通知
【募集団体】公益財団法人西川記念財団
【奨学金概要】 公益財団法人西川記念財団 募集要項
2. 【返済不要・5月締め切りの奨学金】公益社団法人PIF「令和7年度 奨学生(2025年度)」
公益社団法人PIFは、令和2年10月27日に設立。経済的理由により進学又は修学が困難な学生に対し、奨学金を給付することでその支援を行い、将来の人材育成及び学術研究の発展に寄与することを目的としています。
2.1 【返済不要・5月締め切りの奨学金】公益社団法人PIF「令和7年度 奨学生(2025年度)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】東京都
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】入学後 2025年4月1日(火)~5月31日(土)
【支給人数】2名(本年度入学 大学1年生2名)
【支給金額/人】160万円(年間40万円)
【支給期間】奨学生の在学する正規の最短修業期間
【成績制限】なし
【所得制限】ー
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】専攻分野の指定なし
【専攻分野の詳細】東京都の大学1年生
【資格・条件】
東京都に居住する大学生、又は、東京都に当該学校法人の「主たる事業所」登記がなされている大学に在学する学生で、経済的理由により就学が困難な者であるものの、より多くの事を学びたい、スポーツや芸術ともっと向き合いたい、新しいことに挑戦したい、将来的に起業したい等、より具体的な夢を抱き、挑戦している/したいと思っている者(但し、大学学部学生は、修業期間が4年以上の学部に限る。)
【募集団体】公益社団法人PIF
【奨学金概要】 令和7年度 奨学生募集のご案内
いかがでしたでしょうか。
広島県、東京都の学生が対象の「2025年5月・6月締め切り」の「もらえる」給付型奨学金2事業をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金アンケート】奨学金のイメージ「借金」を選んだ人は66%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。まずは「奨学金のイメージ」について伺った結果です。
3.1 「奨学金」に対するイメージは?
- 借金:66.1%(158人)
- 制度が煩雑:19.7%(47人)
- 利用するための条件が厳しそう:33.9%(81人)
- 奨学金を利用することで、家計の負担を軽減できる:42.3%(101人)
- 奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる:38.9%(93人)
- そもそもよくわからない:7.5%(18人)
※アンケート回答数:239件
最も多いのは「借金(158名)」で、全体の約66%を占めました。
現在では返済不要の「給付型奨学金」なども徐々に増えつつありますが、まだまだ「学校に行くために借りるお金」というイメージを持つ人がまだまだ多いことが伺えます。
また、「奨学金の返済に苦労している人が多い」といったメディアなどの影響も、ネガティブな印象につながっていると考えられます。
一方で「奨学金を借りることで、家計の負担を軽減できる(101人)」「奨学金を利用することで、学生自身が学びを続けられる(93人)」と答えた人も全体の4割前後と多くいました。
学生自身も、また保護者も、経済的な理由で高等教育を諦めることがないように設けられている制度という認識をしている人は一定数いることがわかります。
4. 「奨学金」の利用を検討したことがある人は44.7%、実際に利用したのは全体の36%
次に「奨学金の利用を検討したことがあるかどうか」について聞いてみました。
4.1 「奨学金」の利用を検討したことはありますか?
- 検討したことがある:44.8%(107人)
- 検討したことがない:55.2%(132人)
※アンケート回答数:239件
「奨学金」の利用を検討したことがない人の割合が、検討したことがある人の割合をやや上回りましたが、大きな差はないことがわかります。
奨学金が、高等教育を受けるにあたって、学費の捻出方法として身近なものとして考えられていることが伺えました。
では、「奨学金」の利用を検討した人のうち、実際に利用するまでに至った人はどのくらいいるのでしょうか?
4.2 (奨学金の利用を検討した人のうち)実際に「奨学金」を利用しましたか?
- 実際に奨学金を利用した:81.3%(87人)
- 実際は奨学金を利用なかった:18.7%(20人)
※アンケート回答数:107件
「奨学金」の利用を検討している人に、実際に奨学金を利用したかを聞いてみると、約8割の人が実際に奨学金を利用していることがわかりました。
アンケートに回答してくださった方全員に対する割合で考えると、全体の36%の人が「実際に奨学金を利用している」ということになります。
また「奨学金」の利用については、学業成績や家庭の経済状況など、受給資格に条件が設けられている場合も多いです。
「奨学金」は、希望した人全員が必ず受給できるものではないということも、利用を検討していた人が、実際に利用しなかった理由として考えられるでしょう。
まだまだ「借金」という負のイメージが強い奨学金ですが、経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討していきたいですね。




