年収450万円稼ぐ女性と言うと、どんなイメージを抱きますか。一般的には、「よく稼ぐ人だな」と思う人が多いでしょう。しかも、子どもがいて家事をこなしながらというと、びっくりする人もいるかもしれませんね。今回は、子育て・家事と看護師の仕事を両立している女性から、共働き夫婦の上手なお金の使い方について教えてもらいました。
家事にお金を使うことは悪いことではない
日本では、まだまだ家事にお金をかけることに抵抗感が強いようです。たとえば、家事をやってくれるハウスキーパーを雇うというような家事代行の仕組みを利用することは、どこか「妻であることを放棄した」「母親なのに家事もしない」という目で見られてしまいがちです。
しかし、彼女のように仕事も子育ても家事も、という生活を送っていると、当然ですが体力も精神力もかなり消耗します。そこで、「自分でなくてもいいことは、他の人にお願いしたほうが丁寧で、こちらの気持ちも体力もラク」という彼女。仕事は楽しいしやりがいがあるから続けたい。でも、家に帰ってきたら家事よりも子どもと過ごすことを優先したいという気持ちがあるからこそ、家事をほかの人にお願いしてしまうという発想です。
日本ではまだなじみの薄い家事代行サービスですが、海外で女性の就労率が高い国ではよく利用されているといいます。日本でも、徐々に認知が広がっていますし、共働き世帯にとっては強い味方になりそうですね。毎回お願いするのではなく、自分が疲れてきたときや、たまに息抜きをしたいときに利用してみてもいいでしょう。
子どもができたら、お金で何を買うかががとても大事
子どもができると、お金で何を買うのかということが非常に大事になってくるといいます。「子どもにお金をかけようと思ったらいくらでもかけられる。だからこそ、お金をかけるところとかけないところのメリハリをつけるべき」と彼女。確かに、子どもにはいくらでもお金のかけようがありますよね。
洋服を買ったり、習い事をさせたり、私立の学校に通わせたり、お金の使い道はさまざまです。しかし、お金をかけてばかりでは到底家計が持ちません。そこで彼女はしっかりとメリハリをつけてお金を使うようにしているといいます。たとえば、子どもはすぐに大きくなるから、洋服は親戚にもらっていたそう。いとこのお姉さんのお洋服だからと喜んで子どもが着ていたこともあり、洋服をはじめ、学用品などの消耗品にあまりお金をかけなくて済んだといいます。
逆に、子どものやりたいこと、つまり習い事に関しては我慢はさせたくなかったそうで、ピアノやテニスなど、娘がやりたいことをさせているといいます。子どもが我慢して過ごすのはイヤだと、やりたいことを自由に選ばせたとのこと。子どもの頃の習い事は、大人になっても続けられる趣味になったり、特技として自分の強みにもなります。小さい頃から好きなことで才能を伸ばすのはいいことですよね。