共働き夫婦でよくあるのが、「お互い仕事に育児に家事にと忙しく、ストレスが溜まる」ということ。休日にはお互い、疲れ切ってしまって夫婦としてお互いをねぎらったり、お互いに優しくしたりするほどの余裕が残っていないというのは、経験のある方も多いのではないでしょうか。

彼女は、「大事なのは、夫婦2人が楽しく過ごせるような『ちょっとしたお金』を毎月用意しておくこと」だといいます。彼女たちの場合は共通の趣味である音楽に使ったり、それぞれお金を半分ずつ負担して欲しいものを買ったり、時には両親の家に子どもを預けて2人で旅行したりという使い方をしているようです。

「夫婦2人が楽しみながら毎日を過ごしていることが、子どもにいい影響を与える。楽しく仕事をしている姿を見せることが大事」という彼女。確かに、毎日「仕事疲れた〜」と両親がくたくたになっている姿を見るよりも、いきいきと働いている姿を見ている子どものほうが将来、働くことを楽しいことだと思ってくれそうですよね。

お互いの両親や親戚と上手に付き合うためのお金を大事に

彼女が特に気を遣っているのは、お互いの両親や親戚との付き合い方。特に、旦那さんの両親とは家が近く、仲良くしてもらっていることもあり、子どもをよく預かってもらえるそう。そういう状況を踏まえ、旦那さんの両親には礼を尽くしているといいます。たとえば、旅行したときは旅先の名物をお土産に買ってきたり、父の日や母の日などの特別な日の贈り物は欠かさないとのこと。

また、自分の両親にもきちんとお歳暮やお中元を贈っているといいます。「身内に贈る必要はないという人もいますが、特別な決まりはないですし、自分が贈りたい人には積極的に贈る」という彼女。そうすることで、継続的に親密なコミュニケーションが取れるのだとか。

そんなふうによい関係を築いておくことで、「何か困ったことがあったらすぐに頼れますし、頼ってもらえる。やっぱり向こうのほうが親としては先輩ですし、人生の先生でもある。経験値と実践的な知識では勝てない。そういう人が常に自分の味方であると心強い」という彼女。そういった間柄の人たちとの関係を良好にしておくことが、毎日を心地よく生きることの秘訣かもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか。今回はお金の使い方を中心に話を聞いてみました。共働きの忙しい夫婦2人が、いかに快適に毎日を過ごすかということを一番に考え、それを子どもにも還元しているという印象で、非常に素敵な生き方をしていると感じました。ぜひあなたも自分たちが快適に暮らせるように、毎日の生活を工夫してみてくださいね。

大塚 ちえ