5. 経済的に国民年金保険料の納付が難しい場合は相談を…
経済的な理由で国民年金保険料の納付が難しい場合は、保険料の納付が免除または猶予してもらえる可能性があります。
免除または納付猶予の申請を行い承認された場合には、下表のとおり受給資格期間への算入や年金額へ反映されます。
納付猶予の場合、老齢基礎年金の年金額の反映はありません。しかし、納付猶予期間中に不測の事態が発生した場合、障害年金や遺族年金を受け取れる可能性があります。
納付猶予の場合、老齢基礎年金の年金額の反映はありません。しかし、納付猶予期間中に不測の事態が発生した場合、障害年金や遺族年金を受け取れる可能性があります。
国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度は、失業等により収入が減少し、経済的に保険料の納付が困難な人を対象とした制度です。
前述のとおり「未納」のまま放置すると最悪の場合、財産差押えとなりますので、「免除・納付猶予」の対象になるかもという場合は、お近くの年金事務所に相談してみると良いでしょう。
参考資料
- 厚生労働省「日本の公的年金は「2階建て」」
- 厚生労働省「令和7年2月末現在 国民年金保険料の月次納付率」
- 日本年金機構「国民年金保険料強制徴収の実施状況」
- 日本年金機構「国民年金保険料の免除制度・納付猶予制度」
和田 直子