お金をつい使いすぎてしまい、なかなかお金が貯まらないと悩んでいる人もいるでしょう。

金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査」によると、40歳代二人以上世帯で貯蓄がゼロの世帯は25.7%にも及びます。

【40歳代二人以上世帯の金融資産保有額】

  • 非保有:25.7%
  • 100万円未満:11.2%
  • 100~200万円未満:6.2%
  • 200~300万円未満:6.1%
  • 300~400万円未満:4.6%
  • 400~500万円未満:3.3%
  • 500~700万円未満:7.7%
  • 700~1000万円未満:6.4%
  • 1000~1500万円未満:8.2%
  • 1500~2000万円未満:3.8%
  • 2000~3000万円未満:5.5%
  • 3000万円以上:6.5%
  • 無回答:4.9%
  • 平均値:944万円
  • 中央値:250万円

貯蓄ができない世帯が多くあることがわかります。

そのような世帯は、まず固定費を削減することがおすすめです。固定費は一度削減するだけで、継続的な効果を見込めます。

本記事では、ついお金を使いすぎる人が見直すべき家計の3つの固定費を紹介します。

1. 平均的な支出はいくらか《単身世帯のひと月あたりの消費支出》

まずは自分がお金を使いすぎているのか、平均的な支出と比べてみましょう。

総務省統計局「家計調査報告書(家計収支編)」によると、2024年の単身世帯における月平均支出とその内訳は以下のとおりです。

2024年の単身世帯における月平均支出とその内訳2/3

2024年の単身世帯における月平均支出とその内訳

出所:総務省統計局「家計調査報告書(家計収支編)」

1.1 単身世帯の平均支出(月額)

  • 食料 4万8204円
  • 住居 2万3373円
  • 光熱・水道 1万2817円
  • 家具・家事用品 5938円
  • 被服及び履物 5175円
  • 保険医療 8502円
  • 交通・通信 2万564円
  • 教育 9円
  • 教養娯楽 2万375円
  • その他の消費支出 2万4592円
  • 合計 16万9547円

単身世帯の場合、平均支出は月16万9547円となっています。内訳としては食費が月4万8204円ともっとも高く、次にその他の消費支出、住居費と続きます。

もちろん実家暮らしか一人暮らしかなどによって支出は異なりますが、上記の数値を目安にして自分が平均よりもお金を使っているかどうか確認してみてください。

2. 見直すべき固定費1.保険料

お金を使いすぎる人は、固定費を見直すのがおすすめです。固定費は一度見直せば継続的に効果を得られるため、無意識で支出を抑えられます。

見直すべき固定費1つ目は、保険料です。必要な保障は、ライフステージによって異なります。

たとえば、結婚や出産を機に厚めの保障に入った人も、パートナーが働きだしたり、子どもが独立したりすると、必要な保障は一般的に少なくなります。

仮に保険料を月3000円削減できれば、年間3万6000円、10年間で36万円の節約効果です。

節約効果はかなり大きいので、現在加入している保険に不要な保障がないかをぜひ見直してみてください。

3. 見直すべき固定費2.サブスク会員サービス

見直すべき固定費2つ目は、サブスクリプ会員サービスです。

特に、スマホアプリのサブスクリプサービスを解約したりプランをグレードダウンできないかを検討しましょう。たとえば、動画配信サービスアプリを複数契約していても、頻繁に視聴しているサービスは1つしかない人も多いです。

この場合、他の動画配信サービスを解約すれば節約に繋がります。

また、ジムやヨガなどの月額会員サービスも本当に契約する必要があるのかを改めて考えましょう。ジムの月額会員になっているものの、実際にジムに行くのは月に数回程度という人も少なくありません。

月7000円のジム会費を削減できれば、年間8万4000円、10年間で84万円の節約効果があります。

ぜひ、フィットネス系の月額会員になっている人は、月額で固定費用を支払う必要があるのか確認してください。

4. 見直すべき固定費3.通信費

見直すべき固定費3つ目は、スマートフォンなどの通信費です。

大手キャリアを使い続ける人の中には、月に1万円近く通信費を支払っているケースもあります。しかし、最近では月3000円前後で十分なデータ容量が使える格安プランもあり、プランを乗り換えるだけで大きな節約につながります。

たとえば、月の通信費を8000円から3000円に見直すだけで、月5000円の節約です。年間で6万円、10年間で60万円の節約効果になります。

また、使っていないオプションサービスに加入していないか、家族でシェアプランにできないかなども、合わせて確認してみましょう。通信費は、見直せばすぐに効果が出やすい代表的な固定費です。

5. 貯めたお金で資産運用を始めよう

本記事で紹介した固定費を見直して、毎月のお金に余裕ができたら資産運用を始めましょう。

資産運用でお金を増やすことで、老後に備えます。例えば、毎月3万円の積立投資を年率3%で運用した場合、30年間で1748万円もの資産を築けます(シミュレーション)。

元本は1080万円のため、資産運用により668万円もお金が増えています。もちろん投資のため運用利回りの保証はありませんが、年率3%の運用は決して難しい数字ではないでしょう。

節約で浮いたお金で資産運用を検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料