老後が近づくにつれ、年金だけでの生活に不安を感じる人もいるでしょう。
そのような人は、リタイア後に再就職して厚生年金保険に加入し、年金の受給額を増やすことがおすすめです。
本記事では、リタイア後に再就職して厚生年金保険に加入し「10年間」×「月収15万円」で働いた場合、どれくらい年金受給額が増えるのかをシミュレーションします。
厚生年金保険に加入できる条件も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 厚生年金保険の加入条件とは
厚生年金は、厚生年金保険の加入期間が長いほど受給額が高額となります。そのため、リタイア後に再就職することで厚生年金保険に再加入すれば、年金受給額を増やせます。
では、厚生年金保険に加入するにはどのような条件を満たせばいいのでしょうか。厚生年金保険の加入条件は以下の通りです。
1.1 社会保険の加入条件
- 週の勤務時間が20時間以上
- 給与が月額8万8000円以上
- 2か月を超えて働く予定がある
- 学生ではない
上記、すべてを満たす場合に厚生年金に加入することになります。
そのため、リタイア後にアルバイトを始めたとしても、週の労働時間が20時間未満の場合や給与が月額8万8000円未満の場合などは厚生年金には加入できないため注意しましょう。
なお、給与条件については今後撤廃が検討されています。