4. 「30歳代・40歳代・50歳代・60歳代・70歳代」は収入の何%を貯蓄に回している?
金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」を参考に、30歳代〜70歳代が収入からどのくらい貯蓄に回しているのかを見ていきます。
上記の調査結果によると、各年代における手取り収入からの貯蓄割合は下記のとおりです。※金融資産保有世帯のうち金融資産に振り分けた世帯
4.1 【単身世帯:手取り収入からの貯蓄割合の平均】
- 30歳代:14%
- 40歳代:12%
- 50歳代:13%
- 60歳代:15%
- 70歳代:16%
4.2 【二人以上世帯:手取り収入からの貯蓄割合の平均】
- 30歳代:14%
- 40歳代:13%
- 50歳代:12%
- 60歳代:13%
- 70歳代:14%
世帯構成を問わず、各年代における手取り収入のうち、おおむね1割程度が貯蓄に充てられている傾向があります。
老後を安心して迎えるためには、収入が安定している現役時代に、いかに計画的に資産形成を進めておくかが重要なポイントとなるでしょう。
5. 物価高に負けない!資産運用を活用して賢く貯蓄をしよう
本記事では、「30歳代・40歳代・50歳代・60歳代・70歳代」の平均貯蓄額について紹介していきました。
貯蓄額や貯蓄割合のデータを見てみると、「順調に貯蓄をしている世帯」と「貯蓄があまりない世帯」との間に差が広がっていることが分かります。
物価の高騰で家計が厳しくなっている現状ですが、資産運用を活用することで、効率よく貯蓄を進めることが可能です。
特に、NISA制度は運用益に税金がかからないため、資産形成をより有利に進めることができます。
少額から始められるかつ長期的な運用がしやすいため、資産を増やす手段として有効です。
物価高騰が進む現代だからこそ、このタイミングでNISAを活用した資産形成を考えるのは賢い選択かもしれません。
参考資料
- 株式会社帝国データバンク「2025年2月のカレーライス物価、1食407円 初の400円突破 5年間で5割高、コメ・野菜の値上がりが家計直撃 3月は1食420円前後まで上昇予想」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
和田 直子