4. まとめにかえて
総務省は初となる、地方公共団体におけるハラスメントの実態について公表しました。
とくにカスタマーハラスメントにおいて、民間(10.8%)よりも高い割合となっています。
こうした現状を受け、今後の対応策についても検討されています。行政サービスの利用者の権利を不当に侵害しないよう、慎重な対応が求められています。
一方で、地方公務員を含む公務員という職業に対し、憧れを持つ人は少なくありません。人気の理由として、給与や退職金などの魅力をあげる人もいるでしょう。
地方公務員におけるハラスメントの対策がどのように進んでいくか、動向に注目しましょう。
【編集部よりご参考】
キャリアについて考えるとき、年収だけでなく将来の年金も考えてみることが大切です。
厚生年金への加入実績や、納める保険料等によって年金額は大きく異なるものだからです。
厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、60歳~90歳以上のすべての受給権者について、年金額の平均や、個人差・男女差を眺めていきます。
国民年金
- 全体 5万7584円
- 男性 5万9965円
- 女性 5万5777円
厚生年金
※国民年金部分を含む
- 全体 14万6429円
- 男性 16万6606円
- 女性 10万7200円
不足額について、現役世代のうちから「どのように準備するか」しっかり考えておきましょう。
参考資料
- 総務省「地方公共団体における各種ハラスメントに関する職員アンケート調査」
- 総務省「令和6年地方公務員給与実態調査結果等の概要」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- リサーチノート「中学生・高校生のなりたい職業、「国家公務員・地方公務員」が人気。男子中学生では「スポーツ選手」が1位に」
- リスクモンスター株式会社「第14回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査結果を発表」
太田 彩子