3. 結婚相手の条件「年収」よりも大事な「お金にまつわること」とは?
結婚となれば生活となり、また長い結婚生活となるからこそ、年収だけではなくその他のお金にまつわることも見ておきたいもの。年収という数字以外で大切にしたい部分をご紹介します。
3.1 キャリアプラン
結婚前の年収が継続するかは誰にもわかりません。仕事に対する姿勢や向き合い方、またどのようなキャリアプランを描いているか等により、長い人生の中で年収が変わることも少なくありません。
年収という数字だけでなく、仕事に対する考え方についてもじっくり話してみましょう。
3.2 お金の使い方、貯蓄への意識などお金への価値観
生活する上では年収も大切ですが、あわせて大切なのは「貯蓄」です。高年収でも貯蓄ゼロという方もいますから、お金の使い方や貯蓄への意識など、お金に対する価値観はよくみておくとよいでしょう。
参考までに金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」によると、単身世帯の年代別の貯蓄額の平均・中央値は以下のとおり(※金融資産を保有していない世帯も含む)。
- 20歳代:平均値161万円・中央値15万円
- 30歳代:平均値459万円・中央値90万円
- 40歳代:平均値883万円・中央値85万円
- 50歳代:平均値1087万円・中央値30万円
- 60歳代:平均値1679万円・中央値350万円
- 70歳代:平均値1634万円・中央値475万円
平均と中央値の差がひらいており、貯蓄額の個人差が大きいとわかります。
結婚生活となれば食べ物や趣味、家電などといった日々の暮らしにかかるお金や教育費、車や住宅の費用などさまざまな場面でお金を使うことになります。
また、2人で築いた貯蓄が今や老後の生活にも影響します。お金に対する価値観は普段の生活からみておくとよいでしょう。
今回はお金にまつわる部分についてみてきましたが、結婚生活はお金以外の部分も重要ですから、これを機に考えてみてくださいね。
参考資料
宮野 茉莉子