PGF生命「2025年の還暦人に関する調査」によれば、今年還暦を迎える方の貯蓄金額は平均で2469万円、中央値は475万円でした(2025年5月13日公表 ※調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする、今年還暦を迎える1965年生まれの男女。2000サンプル)。

平均は2000万円を超えているものの、2018年調査からの推移をみると最も少なくなっており、これには物価高による貯蓄の切り崩しなども一因と考えられるでしょう。

現代は60歳代で働く方も多く、PGF生命の調査でも59歳時点で就労をしている・していた人(1486名)に還暦以降の就労意向について質問したところ、働きたいと思う人は87.1%。何歳まで働きたいかの平均は68.4歳でした。

「いつまで働き続ければいいのか」「貯蓄がいくらあれば老後安心なのか」は多くの方が悩まれると思います。

今回は、一般的な年金受給開始年齢である65歳以降について、その貯蓄や生活費、年金月額などをみていきましょう。