1. 65歳以上のリアルなお金事情「貯蓄額」や「毎月の生活費」はいくら?
65歳以上のリアルなお金事情を見ていきましょう。
65歳以上の貯蓄額や、あるとうらやましい貯蓄4000万円以上ある世帯の割合、毎月の生活費について詳しく解説します。
1.1 65歳以上で貯蓄4000万円以上の世帯は18.8%
「貯蓄4000万円なんて持っている人がいるの?」なんて考えたくもなりますよね。
総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)2023年(令和5年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」によると、65歳以上・二人以上世帯で貯蓄4000万円以上の世帯は全体の18.8%だとわかりました。
これは二人以上世帯が参考なので、単身世帯が加わるとやや数字は前後する可能性がありますが、おおむね全体の1〜2割は貯蓄が4000万円以上あると考えられます。
ただし、貯蓄額が500万円に満たない世帯も全体の2割程度あるので、高齢者がみな豊かな生活を送っているとは限らないので注意が必要です。
1.2 65歳以上の無職夫婦の月の生活費は約28万円
ここで、一般的な65歳以上の無職夫婦の生活費をチェックします。
総務省統計局が公開している「家計調査報告 家計収支編2024年(令和6年)平均結果の概要」を参考に見ていきましょう。
支出については、以下のような結果となっています。
- 支出合計:28万6877円
内訳は以下のとおりです。
- 消費支出:25万6521円
- 非消費支出:3万356円
消費支出には、食料費や住居費、水道光熱費などが含まれます。
人によってはこんなにお金は使わないという人もいるかもしれませんが、参考程度に覚えておきましょう。